急行きりしま号は東京〜鹿児島間を鹿児島本線経由で結んでいた夜行列車だ。戦後わずか5年後の昭和25年に登場している。

きりしま
きりしま 普通急行券·寝台券 下段料金用
2等 門司印刷場 A型硬券

いくつかの史料によると、昭和31年に列車名をきりしまから霧島に変更しているようだが、切符ほうでは平仮名のきりしまを使用している例が少なくない。この現象は他の列車でも見受けられる。

霧島の列車名はその後昭和45年に桜島と改称された。また同時に京都〜西鹿児島間に平仮名のきりしま号が新たに運転開始されている。