大分バスの硬券乗車券を紹介する。ダッチングの日付印字が良くないが、昭和44年と思われる。自社地紋のしっかりした券だ。出発地名の表記がないため、乗車時に旅客に整理券を取らす必要がある。又は、整理券なしの発区分から乗車する場合に発売したのだろうか?あるいは均一運賃の路線で使用した可能性もあるが、詳細は不明だ。

大分バス
大分バス 乗車券 B型硬券

大分バス裏
裏面

裏面にも金額の印字があるのは、運賃箱に投入した際、ひっくり返っても運転士が視認できるための工夫だ。

大分バスの硬券は筆者もほとんど見たことがなく、大変珍しい。日常的に発売していたならもっと残っているはずであり、ここまで残っていないのは発売期間が短かったか、多客時のみの臨時発売的な券だったのではないかと推測する。