国鉄の昭和50年代以降の定期券に「○幹1駅間」と表記された券がある。券面の区間に新幹線の区間が含まれる場合の表記だが、記載がない券もあり、必ず表記する必要はなかったようだ。

券面の区間が印刷されたいわゆる常備券には、この「○幹1駅間」が印刷されている券も見受けられるが、これを私鉄へ連絡運輸となる券に印刷された券が存在した。

幹1駅間
国鉄 阪神連絡 期間準常備式 通勤定期券

この券は、区間が固定で、期間によって切断箇所を変えて発行する券だ。1ヶ月で切断してあるが、おそらく3ヶ月、6ヶ月の切断線も右側にあったと思われる。「○幹1駅間」印刷という珍しさと、私鉄連絡券という珍しさが重なっており、とてつもなく貴重な様式と言える。